【Scratch Jr】画面メニュー・ボタン機能・命令ブロックの使い方【全ブロック紹介】

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Scratch Jr

この記事では、子ども向けビジュアルプログラミング開発環境のScratch Jr(スクラッチジュニア)の動作環境・画面上のメニューとボタン機能・命令ブロックについて説明しています。

スクラッチジュニアとは?

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Scratch Jr_top

ScratchJr(スクラッチジュニア)は、タフツ大学のDevTech研究グループ、MITメディアラボのライフロング幼稚園グループ、プレイフルインベンションカンパニーが共同制作で開発した入門用のプログラミング言語です。

5歳~7歳の子どもたちが、自分で対話型の物語やゲームを作成することができるように工夫して作られています。

Scratchと同じようにブロックを組み合わせて、キャラクターを動かしたり、ジャンプさせたり、踊らせたり、歌わせたりすることができます。また、ペイントエディターで、キャラクターを変更したり、自分の声や音を追加したり、自分で撮った写真を追加することができます。

スクラッチジュニアは、iPad版とAndroidタブレット版のそれぞれの無料アプリとして遊ぶことができます。また、MacやWindows用のダウンロード版アプリもあります。

動作環境について

スクラッチジュニアは、iPadでもAndroidタブレットでも実行できますが、公式にはそれぞれ下記の仕様のタブレットが推奨されています。

iPad版

  • iOS7.0以上のiPad2、またはそれ以降のモデル
  • iPadミニの全モデル
  • iOS9以上のiPadが推奨

Androidタブレット版

  • 7インチ以上で、Android4.2(ジェリービーンMR1)以上のモデル
  • Android5(キットカット)以上のタブレットが推奨

プロジェクト画面の説明

スクラッチジュニアのプロジェクト画面の各ボタン・機能について説明します。

Scratch Jr_102
Scratch Jr_102
番号機能説明
保存/ホームに戻るプロジェクトを保存して、ホーム画面に戻ります。
ステージプロジェクトが実行される場所です。キャラクターを長押しすると表示される(X)ボタンで削除することができます。
プレゼンテーションモードステージを全画面表示します。
グリッド縦横のガイドライン(座標)を表示/非表示します。
背景の変更あらかじめ用意された背景画像から選択したり、自分でお絵描きすることができます。
文字の追加ステージに好きな文字を追加できます。文字の色や配置も自由に変更できます。
キャラクターを元に戻すステージ上の全てのキャラクターを、最初の場所に戻します。
緑の旗「緑の旗でスタート」ブロックで始まっている、すべてのプログラムが開始されます。
ページサムネイルプロジェクト内のページを選択できます。(+)ボタンで新しいページを追加できます。消す場合は、長押しすると表示される(X)ボタンを押します。ドラッグして移動することで並べ替えができます。
プロジェクト情報プロジェクト名を変更できます。また、プロジェクトを共有することができます。
元へ戻す/やり直し「元へ戻す」を押すと、直前の作業を取り消せます。「やり直し」を押すと取り消した作業を元に戻せます。
プログラミングスクリプトブロックを組み合わせて、キャラクターに何をさせるか指示するスクリプトを作ります。スクリプトを押すとそのスクリプトが実行されます。スクリプトをプログラミングエリアの外にドラッグ&ドロップすると削除できます。
プログラミングエリアブロックを組み合わせて、キャラクターに何をさせるかを指示するスクリプトを作る場所です。
ブロックパレットブロックのメニューです。ブロックをプログラミングエリアにドラッグして押すと、そのブロックの動きを確認することができます。
ブロック種別ブロックの種類を選択できます。きっかけブロック(黄色)、動きブロック(青色)、見た目ブロック(紫色), 音ブロック (緑色), 制御 ブロック(オレンジ色), 終了ブロック (赤色)があります。
キャラクターサムネイルキャラクターを選択できます。キャラクターを選択すると、そのキャラクターのスクリプトを編集できます。絵筆アイコンを押すとキャラクターの名前を変えたり、キャラクターにお絵描きすることができます。キャラクターを長押しすると表示される(X)ボタンを押すと削除できます。(+)ボタンを押すと新しいキャラクターを追加できます。キャラクターを他のページサムネイルにドラッグするとコピーすることができます。

ペイントエディターの説明

スクラッチジュニアでのお絵かき画面(ペイントエディター)の各ボタン・機能について説明します。

Scratch Jr_103
Scratch Jr_103
番号機能説明
取り消し直前の変更を取り消します。
やり直し直前の取り消しを元へ戻します。
図形描く図形の選択ができます。線、円/楕円、長方形、三角形。
キャラクター名キャラクター名の編集ができます。
切り取りキャラクターや図形を削除できます。
コピーキャラクターや図形をコピーできます。
回転キャラクターや図形を回転できます。
ドラッグキャラクターや図形をキャンバス上で移動できます。また、図形の形を変えることができます。
保存変更を保存して、ペイントエディターを終了します。
塗りつぶしキャラクターや図形の色を選択している色で塗りつぶすことができます。
カメラキャラクターや図形の写真を取り込みたい部分にカメラで撮影した写真を取り込むことができます。
図形の線の色や塗りつぶす色を選択できます。
線の太さ図形の線の太さを変更できます。

命令ブロックの説明

スクラッチジュニアの命令ブロックの名前・機能について説明します。

きっかけブロック(黄色)

ブロック機能説明
Scratch Jr_104-1緑の旗でスタートスクリプトを開始します。
Scratch Jr_104-2タップしたらスタートキャラクターを押すと、スクリプトを開始します。
Scratch Jr_104-3ぶつかったらスタートキャラクターがほかのキャラクターに触れると、スクリプトを開始します。
Scratch Jr_104-4メッセージを受け取ったらスタート指定した色のメッセージを受け取ると、スクリプトを開始します。
Scratch Jr_104-5メッセージを送る指定した色のメッセージを送ります。

動作ブロック(青色)

ブロック機能説明
Scratch Jr_105-1右へ動く指定した数字のマス目分、キャラクターが右へ動きます。
Scratch Jr_105-2左へ動く指定した数字のマス目分、キャラクターが左へ動きます。
Scratch Jr_105-3上へ動く指定した数字のマス目分、キャラクターが上へ動きます。
Scratch Jr_105-4下へ動く指定した数字のマス目分、キャラクターが下へ動きます。
Scratch Jr_105-5右へ回る指定した数字分、キャラクターが時計回りに回転します。12で1回転です。
Scratch Jr_105-6左へ回る指定した数字分、キャラクターが反時計回りに回転します。12で1回転です。
Scratch Jr_105-7ジャンプする指定した数字のマス目分、キャラクターが上に動いてからすぐに下に戻ります。
Scratch Jr_105-8初めの場所へ戻るスタート地点に戻すことができます。

見た目ブロック(紫色)

ブロック機能説明
Scratch Jr_106-1話すキャラクター上の吹き出しに入力したメッセージが表示されます。
Scratch Jr_106-2大きくするキャラクターを大きくします。
Scratch Jr_106-3小さくするキャラクターを小さくします。
Scratch Jr_106-4大きさを元へ戻すキャラクターを元の大きさに戻します。
Scratch Jr_106-5消すキャラクターを徐々に消します。
Scratch Jr_106-6見せるキャラクターを徐々に表示します。

音ブロック(緑色)

ブロック機能説明
Scratch Jr_107-1音を鳴らす「ポン」と音を鳴らします。
Scratch Jr_107-2録音した音を鳴らす自分で録音した声や音を鳴らします。

制御ブロック(オレンジ色)

ブロック機能説明
Scratch Jr_108-1待つ指定した時間停止します。0.1秒単位で指定するので1秒は10を入力します。
Scratch Jr_108-2止めるすべてのキャラクターのスクリプトを止めます。
Scratch Jr_108-3速さを決める速さを変更します。「普通、ちょと速い、速い」から1つ選択します。
Scratch Jr_108-4繰り返す内側のブロックの動作を指定した回数繰り返します。

終了ブロック(赤色)

ブロック機能説明
Scratch Jr_109-1終了スクリプトの最後を示します。このブロック自体は何も動作しません。
Scratch Jr_109-2ずっと繰り返すスクリプトを無限に繰り返し実行します。
Scratch Jr_109-3ページへ移動指定されたページ(ステージ)に移動します。

Scratchジュニアの命令ブロックをすべて使った作品をこちらの記事で紹介しています。↓↓↓

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