
Scratchジュニアの基本的な操作に慣れてくると、3Dゲームのようなものも作りたくなってくると思います。 むずかしそうに思いますが、用意されているブロックはシンプルで数も少ないので、小さい子供でもすぐに使いこなせるようにできています。
この記事では、キャラクターが近くから遠くへ遠ざかっていく(手前から奥に移動する)ような3次元風の動きの作り方について解説しています。
完成した作品
この作品は、ScratchJr PC版(Windows10)を使用してつくっています。

ストーリー
- 空には夕焼けがひろがっています。
- てぃっくは、帰るのでたっくにお別れをいいました。
- てぃっくは、山の方に向かって走り去っていきました。
- たっくは、てぃっくが見えなくなるまで見送りました。
スクリプトの作り方
手順①:スタート直後のキャラクターのスクリプトをつくる
てぃっくのスクリプト

- 「緑の旗でスタート」ブロックではじめます。
- 「大きくする」ブロックをつなげます。
※数字を大きくするほど大きくなります。 - 「見える」ブロックで、キャラクターを表示します。
※スクリプトの最後でキャラクターを消しているので、繰り返し実行できるようにここで改めて表示しています。 - 「話す」ブロックで、『ぼくは帰るね』としゃべらせます。
- 「メッセージを送る」ブロックで、好きな色のメッセージを送ります(ここではオレンジ色)。
※メッセージを受け取る側のスクリプトは別につくります。
手順②:小さくするのと上に動くのを同時にやる(手前から奥へ)
てぃっくのスクリプト

- 「メッセージを受け取ったらスタート」ブロックではじまるスクリプトを2つ用意します。
※手順①で送ったメッセージと同じ色(ここではオレンジ色)を選ぶことでメッセージを受け取ることができます。 - 1つ目は、「小さくする」ブロックと「待つ」ブロックを10回繰り返すことでキャラクターを少しずつ小さくします。
※キャラクターが徐々に小さくなります。 - さいごに、「消す」ブロックでキャラクターを徐々に消します。
※2つ目のスクリプトよりも終わるまでの時間が長いので、こちらに「消す」ブロックをつないでいます。 - 2つ目は、「上へ動く」ブロックを8回繰り返します。
※キャラクターが少しずつ上へ移動します。
2つのスクリプトを同時に動かすために、「メッセージを受け取ったらスタート」ブロックを2つ用意しました。1つはキャラクターを小さくするもの、もう1つはキャラクターを上へ動かすものです。この2つが同時に行われるため、近くから遠くへ遠ざかっていくような動きを表現することができます。
もし、スクリプトを1つだけでやろうとすると「小さくなる」と「上に動く」が交互に動作する(小さくなってから上に動く)ため、ガタガタと不自然な動きになってしまいます。
まとめ
今回は、キャラクターが近くから遠くへ遠ざかっていくような3次元風の動きの作り方について解説しました。
今回のような作品をつくるポイントは以下です。
- キャラクターを「小さくする」のと「上へ動く」のを同時におこなう。
- 背景の絵とキャラクターの位置をうまく合わせる。
キャラクターを手前から奥へ移動するような動きをつくるためには、大きさを少しずつ小さくしながら、上方向へ少しずつ移動させることによって、だんだんと遠ざかっている感を出すことができることが分かったと思います。
厳密にはモニター画面で表現できるのは2次元の世界(つまり平面)までですが、3次元の世界を表現するためには、上述したように疑似的に対応することができます。
今回紹介したスクリプトで使っているブロックの名前や機能の説明は、すべてこちらの記事にまとめています。↓↓↓
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